ご自宅で簡単にお米を精米できるコイン精米機、皆さんはお試しになったことはありますか？
精米のためにコイン精米機を利用しようと思ったものの、料金や操作方法について不明な点が多くて戸惑うことがあると思います。
私自身、幼い頃に親と一緒に利用した経験がありますが、初めてだと操作方法がすぐには理解できませんでした。
街中でよく見かけるけれど、料金がはっきりしないため手が出しにくいと感じる方も多いのではないでしょうか。しかし、一度使い方を覚えてしまえば、コイン精米機は意外と簡単に使えるものです。
この記事では、コイン精米機の料金体系や操作方法についてわかりやすくご説明します。
読み終わる頃には、あなたもコイン精米機を上手に使いこなせるようになっているかもしれません。
ヰセキのコイン精米機の料金と操作ガイド
ヰセキのコイン精米機では、10キログラムのお米を100円で精米できます。
この料金で精米できるのは、非常にお得ですね。
ヰセキのコイン精米機には特徴がいくつかあります。
一つ目は、初心者でも安心して簡単に精米を行える点です。
カラフルな液晶モニターと音声ガイドで、初めての方でも楽々と精米を行えます。アニメーション付きで、操作中の楽しさも提供します。
二つ目は、精米の度合いを自由に選べる点です。
無洗米からぶつき精米まで、お好みに合わせて選択可能です。白米は食べやすく、ぶつき米は栄養豊富とされています。
精米の度合いは7段階から選べ、もち米も精米可能です。
三つ目は、オーナーにとっても嬉しい設計です。
省エネ設計で、電気代の節約や環境への配慮もされています。清掃しやすい床材を使用し、コーナーやペダル部分も掃除がしやすい設計になっています。
また、ヰセキのコイン精米機には、ぬかの持ち帰りが可能なタイプと不可のタイプがあります。
手頃な料金で、様々な工夫が施されたヰセキのコイン精米機、ぜひ利用してみてはいかがでしょうか。
クボタのコイン精米機の料金と操作ガイド
クボタ製のコイン精米機は、お米を自分で精米したい時に大変便利です。
この精米機には、標準タイプ、もみすりタイプ、そして高速タイプという、三つの異なるモデルがあります。
これらすべてのモデルで、10キログラムのお米を精米するのに100円というリーズナブルな料金が設定されています。
お米の量が中途半端な数字の場合は、料金が切り上げられるシステムです。たとえば、24キログラムや27キログラムのお米を持ち込んだ場合、料金は300円になりますが、それでもかなり経済的ですね。
クボタの精米機には、操作をより簡単にする無線リモコン手動スイッチが備わっています。これにより、客室と機械室を行き来する手間が省け、操作がさらにスムーズになります。また、白米やぬかの飛び散りを抑え、機械室を清潔に保つ設計が施されているため、オーナーにとってもメンテナンスがしやすい点が魅力です。
精米の白度もお好みに応じて選べます。クリーン白米からぶつき米まで、さまざまな精米度が選べるため、お米を洗う回数も節約できます。特に冬場は水が冷たく、お米を洗うのが一苦労ですから、洗米の手間を省けるのは大きなメリットです。
例えば、クリーン精米の場合、お米3合を洗うのに必要な水の量は約0.5本の2リットルペットボトル分で済みますが、標準精米では約3本分の水が必要になることもあり、水の節約にもつながります。
操作方法は直感的で簡単です。まずは、機械の右端にある玄米投入口に玄米を入れます。ここでの最大投入量は30キログラムまでです。30キログラムを超えると機械が詰まる恐れがあるため、注意が必要です。
玄米を投入した後は、投入した量に応じた料金を機械に入れます。精米する量が不明な場合は、とりあえず100円から始めてください。料金が足りない場合は機械が自動で知らせてくれるので、その指示に従って追加で料金を投入します。
逆に、多く入れ過ぎた場合の返金処理はできないので、料金の投入には注意が必要です。
好みの精米種類を画面から選んだ後、精米されたお米は機械の受け皿から出てきます。お米が溜まってきたら、足元のペダルを踏むと設置した袋にお米が移動します。
この際、受け皿に直接袋を設置していないと、精米されたお米がこぼれ落ちるので注意しましょう。精米の所要時間は、30キログラムの場合で約10分から15分です。
ぬかを持ち帰ることができるモデルもあるので、利用可能ならぬかも活用してみてはいかがでしょうか。コイン精米機は、スーパーマーケットやホームセンター、農協などに設置されていますが、利用可能な営業日や時間は異なるため、特に夜間の利用を希望する場合は事前に確認しておくと良いでしょう。
お米の量に応じたコイン精米機の料金システムとぶつき米の魅力
これまで、ヰセキやクボタのコイン精米機を例に挙げ、料金体系について触れてきました。どちらの機種も、お米の量に応じて料金が比例して増加する仕組みであり、10キログラムにつき100円という手頃な料金設定がされています。
このお得感は、多くの方にとって嬉しいポイントではないでしょうか。
さて、ここで「ぶつき米」という加工方法について、その意味と価値を掘り下げてみましょう。しかし、その前に「玄米」とは何かについて簡単に説明します。
玄米は、外糠層、内糠層、澱粉層の3層から構成されており、特に「ぬか層」には玄米特有の栄養素が豊富に含まれています。しかし、一般に食べられている白米では、これらの栄養素の大部分が失われてしまいます。
では、「ぶつき米」とは具体的に何を指すのでしょうか。ぶつき米は、精米過程でぬかや胚芽を部分的に残す方法で作られるお米のことです。
具体的には「3分づき」「5分づき」「7分づき」という分類があります。3分づきはぬか層の約30％が除去された状態で、ほぼ玄米に近く、胚芽が残るため、玄米に比べて柔らかくなります。5分づきはぬか層が約50％除去され、胚芽がほぼ残る状態で、栄養価は玄米と白米の中間に位置します。
7分づきはぬか層が約70％除去され、白さが増し、食感は白米に近くなります。
ぶつき米を洗う際には、お米を傷つけず、胚芽やぬかを残すことを意識することが大切です。これにより、味が向上し、炊き上がりも良くなります。
ぶつき米は、ぬかや胚芽を意図的に残すことで、栄養面でも美味しさでも、白米とは一線を画する魅力を持っています。
まとめ
この記事を通じて、コイン精米機の利便性、料金体系、そして玄米の栄養価について詳しく見てきました。
ヰセキとクボタのコイン精米機はどちらも10キログラムのお米を100円で精米できるという手軽さを提供しています。また、これらの精米機はスーパーマーケットやドラッグストアといった日常の買い物スポットに併設されていることが多く、買い物のついでにお米を精米できる便利さが魅力です。
また、ぶつき米についても詳しく解説し、精米度合いによって異なる栄養価や食感、さらには炊き方までを考慮することで、より多くの方々にとって魅力的な選択肢となっています。
ぬかを持ち帰り可能なコイン精米機もあり、料理に活用することで、無駄なく栄養を享受することができます。
コイン精米機の使い方は非常にシンプルで、初めての方でも簡単に操作できるようになっています。料金が手頃であること、操作が簡単であること、そして何より玄米やぶつき米を通じて健康的な食生活をサポートできる点が、コイン精米機の大きなメリットです。
この記事が、コイン精米機を利用する際の参考になれば幸いです。自分に合った精米度合いを見つけ、お米の新たな魅力を発見してみてください。
