ガスコンロの火が点かない!原因と効果的な対処法を徹底解説

「あれ?なんでガスコンロが点かないの?」と思っているあなた、この記事を読んで正解です。

もしかしたら今、そんなトラブルに直面しているかもしれませんね。お湯を沸かす準備をしていたり、煮物や炒め物を作ろうとしていたりする時に、ガスコンロが点火しないなんて、忙しい時に本当に困りますよね。

「ガスコンロの火がつかない」と一言で言っても、2口のガスコンロであれば、どちらの口も点かないのか、それとも片方だけか、その状況によって原因が変わります。
まずは、故障を疑う前に、この記事を読んでみてください。あなたの悩みが解決するかもしれません。

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ガスコンロの火がつかない!原因は片方か全部かで違う

ガスコンロが点火する仕組みって?

ガスコンロがどうやって火をつけるのか、まずはその仕組みを簡単に説明します。

ガスコンロの点火の基本的なメカニズム

・ガスコンロの点火ボタンを押す
・バーナーキャップからガスが出る
・点火プラグが火花を発して点火する

点火の仕組み自体はそれほど複雑ではありません。
しかし、このように大きなエネルギーを発生させる機器が、子どものおもちゃと同じ乾電池で動いているって、不思議な感じがしますよね。

ガスコンロの火がつかない原因は片方だけか全部かで異なる

点火の仕組みを理解すると、火がつかない原因についても考えやすくなります。
バーナーキャップや点火プラグのような主要部品の故障が原因かもしれませんが、他にも原因は考えられます。
2口のガスコンロの場合、どちらの口も点かないのか、それとも片方だけか、それによって原因が大きく異なるようです。

ガスコンロの火がつかない原因とその解決策

ここでは、ガスコンロが点火しない原因とそれに対する解決策を一緒に見ていきましょう。
しかし、その前に!ガスの元栓はちゃんと開いていますか?

あわてていると、こんな基本的なことに気づかないこともありますよね。家族が元栓を閉めていたりすることもあるので、まずは元栓が開いているかを確認してみてください。
もしそれでも解決しない場合、バーナーキャップや点火プラグなどが原因かもしれません。

この記事では、そんな状況に陥った時の対処法をわかりやすく解説します。
ガスコンロのトラブルに直面した時は、まずこの記事をチェックしてみてください。きっと役立つはずです。

両口のガスコンロが点かない時の原因と対策

それでは、ガスの元栓は開いているのに、ガスコンロの火がどちらの口でもつかない場合の原因と解決策を見ていきましょう。考えられる原因は以下の通りです。

・ガスコンロの電池が切れている
・ガスホースが折れ曲がっている
・ガスメーターでガスが遮断されている
・ガスコンロ自体の故障

両口が点かない場合、ガスコンロの機器に問題があるか、ガスの供給経路に原因がある可能性が高いです。それぞれの解決策を詳しく見ていきましょう。

ガスコンロの電池が切れている

乾電池を新しいものに交換しましょう。ガスコンロによっては電池切れを教えてくれる機能が付いているので、その表示も確認してください。乾電池はだいたい1年から2年で交換時期です。交換する際には、プラスマイナスの向きを間違えないように気をつけましょう。

ガスホースが折れ曲がっている

ガスの元栓とガスコンロを繋ぐホースが折れ曲がっていないか確認してください。ホースが折れ曲がるとガスの供給が止まり、火がつかなくなります。ホースの長さが適切でない場合は調整が必要です。

ガスメーターでガスが遮断されている

他のガス機器(給湯器や暖房など)も動かない場合は、ガスメーターが遮断されている可能性があります。原因としては、ガスメーターの安全装置の作動、地震、ガスの長時間流出、その他異常を感知した場合などがあります。復帰方法はガス会社のホームページで確認できます。

ガスコンロ自体の故障

ガスコンロが故障している可能性もあります。一般的にガスコンロの寿命は10年から15年と言われています。修理が必要な場合、部品がもうないこともありますので、新しいガスコンロへの買い替えを検討するのが良いでしょう。
ただし、高性能なものは4万円から5万円することもありますし、ガスの種類によって適切なガスコンロが異なるので、購入時には注意が必要です。

片方のコンロが点かない時の原因と対処法

片方だけのコンロが点かない場合は、次のような原因が考えられます。
・バーナーキャップの汚れや不良
・バーナーキャップの位置ズレ
・点火プラグの汚れや不良

片方だけが点かない場合、通常、部品の汚れや不良が原因となることが多いです。
それでは、それぞれの解決策を詳しく見ていきましょう。

バーナーキャップの汚れや不良

料理中にこぼれた汚れを放置すると、バーナーキャップが汚れてしまい、ガスコンロが正常に動かなくなったり、安全装置が作動して停止することがあります。日頃からこまめに掃除し、お手入れすることが大切です。
バーナーキャップの掃除方法は以下の通りです。

・ガスコンロからバーナーキャップと五徳を取り外す
・柔らかい布や使用済み歯ブラシで汚れを取り除く(頑固な汚れは重曹や中性洗剤を使っても良い)
・乾いた布でしっかり水気を拭き取る

バーナーキャップの位置ズレ

バーナーキャップを掃除した後、もう一度ガスコンロに戻す際は正しい位置にはまっているかを確認してください。位置がズレていると、うまく火がつかないことがあります。
特に2口のガスコンロでは、バーナーキャップの大きさや形が微妙に異なることがあり、間違えてはめてしまうことも。掃除だけでなく、位置ズレにも注意しましょう。

点火プラグの汚れや不良

点火プラグから発生する火花でガスコンロは点火しますが、この部分が汚れていたり水分が付着していたりすると火がつかないことがあります。バーナーキャップと同様に、定期的な掃除がおすすめです。
点火プラグは基本的に取り外しできないので、使用済み歯ブラシなどで優しく掃除してください。これだけでも状況が改善されることがあります。

このように、ガスコンロの一部が点かない場合は、まずは部品の汚れや位置ズレに注目し、日頃のお手入れを心がけることが重要です。少しの掃除や注意で、ガスコンロの性能を最大限に活かすことができますので、トラブルに遭遇したらぜひ試してみてください。

改善されない場合は専門家に修理を依頼しましょう

ガスコンロの火がつかない原因とその対処法をご紹介しましたが、自分で解決しようとして無理にいじりすぎると、逆に故障を悪化させたり、危険な事故に繋がることもあります。
もし試した対処法で状況が改善されない場合は、無理をせずにガス会社や購入した販売店に修理を依頼しましょう。

日頃の掃除でガスコンロのトラブルを防ごう


日常的にガスコンロを掃除することで、火がつかないトラブルを防ぐことができます。特に片方だけのコンロが点かなくなる場合は、部品の汚れが主な原因です。
料理中にこぼれた汚れを放置すると、それが蓄積し、トラブルの原因になります。そのため、汚れを見つけたらすぐに掃除することが大切です。ガスコンロの掃除方法は以下の通りです。

《用意するもの》
重曹、水、スプレーボトル、スポンジ、使用済み歯ブラシ

掃除の前準備:ガスコンロの取り外せる部品を外し、重曹水に浸けておくと、汚れが落ちやすくなります。
重曹スプレーの作成:小さじ1の重曹を100mlの水に溶かし、スプレーボトルに入れます。

《使い方》
・重曹スプレーを汚れた箇所に吹きかけます。油分の多い汚れには重曹の粉を直接振りかけても良いです。
・10~15分放置し、汚れを浮かび上がらせます。
・スポンジや歯ブラシで汚れを優しく取り除きます。
(重曹水の効果で汚れが簡単に拭き取れますので、力を入れすぎないようにしましょう。細かい部分には使用済みの歯ブラシが役立ちます)
・浸けておいた部品も同様に掃除します。
・掃除が終わったら、部品やガスコンロ本体を乾いた布でしっかりと水気を拭き取ります。

重曹水は掃除に大変便利で、100円ショップでも手に入れることができます。

ガスコンロについて注意が必要なこと

ガスコンロの火が点くけれども、注意が必要な点をお伝えします。
まず、都市ガスとプロパンガスの違いを理解することが大切です。これらは同じガスでも性質が全く異なります。つまり、ガスコンロもガスのタイプに合わせて選ばなければなりません。

異なるタイプのガスでコンロを使用すると、火力が異常に強くなることがあり、やけどや調理器具の損傷、最悪の場合は一酸化炭素中毒の恐れもあります。

しかし、ガスコンロは安価なものではないため、ガスの種類が変わる度に新しいものを購入するのは大変です。もし既に使っているガスコンロが新しい場合は特に、買い替えるのはもったいないと感じるでしょう。

そのような場合は、改造という選択肢があります。たとえば、都市ガス用のコンロをプロパンガス用に変える、またはその逆の改造が可能です。この改造には部品の交換が必要で、費用は大体5,000円~10,000円程度かかりますが、新品を購入するよりは安上がりです。

ただし、業者や部品によっては新品購入の方が安くつくこともあるので、慎重に検討することが大切です。
また、都市ガスを提供する大手ガス会社では、12A・13Aといった種類のガスを使用している場合もあります。都市ガスを使用する場合でも、種類に合わせたガスコンロを選ぶ必要があります。ガスの種類によっては、さらに細かい種別が存在することもあるため、ガスコンロを選ぶ際には十分に確認することが重要です。

まとめ

この記事では、ガスコンロの火がつかない問題について、その原因と対処法を詳しく解説しました。ガスコンロが点かない原因は、両方のコンロが同時に点かないのか、それとも片方だけが点かないのかによって異なります。この違いを理解し、それぞれに適した解決策を試してみることが大切です。

もし自分で試みた解決策が効果を示さない場合は、無理をせずに専門の業者に相談し、適切な修理を依頼することが安全です。さらに、ガスコンロのトラブルを未然に防ぐためにも、日常的な掃除は非常に重要です。料理中にこぼれた汚れは、すぐに掃除することで、将来的な問題を避けることができます。
また、ガスコンロを使用する際には、ガスの種類(都市ガスかプロパンガスか)を正確に把握し、それに合った機器を使用することが必須です。異なるタイプのガスを使うと、重大な事故につながる恐れがありますので、絶対に避けるべきです。

ガスコンロは日常生活で欠かせない便利なアイテムですが、突然使えなくなると困惑するものです。しかし、意外と簡単な対処で問題が解決することも多いので、慌てず、冷静に対応してみてください。
この記事が、そんな時の一助となれば幸いです。安全で快適なキッチンライフをお送りください!

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