ジップロックやフリーザーバッグは、食品の分類や保存に必須のアイテムです。 こちらは一般のポリ袋よりもコストが高いので、万が一再利用できれば経済的です。
メーカーは通常、これらの袋を使い捨てとして推奨していますが、食品を包む前にラップで覆うなどの方法や、丁寧に洗浄してしっかり乾燥させることで、これらの袋は再利用可能です。
この記事では、ジップロックやフリーザーバッグを再利用する方法、特に洗浄と乾燥のテクニックについて詳しく解説します。
ジップロックやフリーザーバッグを一度で捨てるなんてもったいない!
トレイに入れたまま冷凍庫に保管すると場所を取るので、買ってきた肉などはジップロックや冷凍バッグに移し替えて保存すると片付けやすくなりますよね。
他にも、残ったカレーを保存したり、作り置きのおかずを冷凍したりする際にも、ジップロックや冷凍バッグを使うシーンはたくさんあります。
食品の保存に便利なジップロックや冷凍バッグですが、メーカー側は使い捨てを推奨しています。なぜなら、食品を直接入れて使用することを想定しているからです。
でも、工夫次第で再利用することも可能ですよ。
再利用は経済的
ジップロックやフリーザーバッグは、一般のポリ袋よりも便利なアイテムであるため価格も少し高めです。
気軽に使い捨てるだけでは、ジップロックやフリーザーバッグのコスパは良いとは言えません。再利用すれば、コストを節約できます。
再利用はゴミ削減にもなる
ジップロックやフリーザーバッグを使用して使い捨てると、かなりのゴミが発生します。ゴミは環境とお財布のためにも減らしたいものです。
現在は、ごみを捨てるのもお金がかかりますから、どうしたらごみを減らせるか、という視点で日ごろから暮らしを考えるのも大切なことですね。
小さい子供のいる家庭なら離乳食がありますし、介護のためのおかゆなどにもフリーザーバッグは欠かせません。
気候変動で野菜の価格が高騰したら、無駄なく使い切るためにも、ジップ式フリーザーバッグは茹で野菜やスープストック、常備菜などの保存に大活躍します。
そのためには、フリーザーバッグの再利用を頭に入れて、できるだけコストを抑えたいと思っています。
こんな再利用方法も!
一度使用したジップロックやフリーザーバッグには、以下のような使い道もあります。
・旅行時の化粧品などを入れる
・同じく、旅行などで着替え用の下着や小物類を入れる
・携帯用のマスク入れ
・最後は生ゴミ用のゴミ袋として使う
洗って食品に再利用することに抵抗がある場合でも、食品以外への再利用も可能ですね。
再利用するとき気を付けること
・食品はなるべく直接入れないようにしましょう。
・使用後はしっかりと洗って、よく乾かしましょう。
・再利用する場合は、ジップロックやフリーザーバッグを汚さず、食品はラップで包んでから入れると安心です。
・洗剤を使って洗い、アルコール消毒してから乾かすことも忘れずに行いましょう。
ジップロックやフリーザーバッグを再利用する際の注意点は?
ジップロックやフリーザーバッグを再利用することにはメリットがありますが、もちろんデメリットも存在します。
再利用のデメリット
ジップロックやフリーザーバッグの再利用はコスト削減に役立ちますが、デメリットも考えなければなりません。
・洗いや乾かしの手間がかかること
再利用のネックは手間がかかることですね。袋状のものを洗って乾かす作業は結構手間がかかるので、この面倒くささを乗り切ることが一番大きな問題かもしれません。
・十分に洗わないと衛生的な問題が生じる可能性があること
内側が汚れていたり水分が残ったままだと、そこから菌が繁殖する可能性があります。そのまま再利用すると、食中毒などの原因になる可能性があります。
ジップロックやフリーザーバッグを再利用する際には、しっかりと洗い、アルコールで消毒し、完全に乾かすことが重要です。
再利用せず捨てる場合
・カレーやミートソースなど、油分の多いものを直接入れた場合などは、洗っても再利用するほどはきれいにならないと思うので、最初から一度の使用と割り切った方がいいですね。
・粉ものやふりかけなどは、内側部分はきれいになっても、ジップロックのチャック部分に入り込むことが多いので、これも清潔な状態に戻すことは難しそうです。
油分の多いものが入ってしまったジップロックは、洗ったつもりでも汚れが完全に落ちていない可能性があります。洗剤の使用量や手間を考えると、捨てる方が簡単ですね。
また、チャック部分がしっかり閉まっていることがジップロックの本来の役割を果たすため、細かな汚れが詰まってしまう場合は再利用できません。
このような場合は再利用を諦めて処分する方が時間の節約にもなります。
再利用はできるものの、ジップロックやフリーザーバッグは消耗品ですので、まとめて安価に購入できる業務用は非常に便利です。
他社のフリーザーバッグと比べて、ジップロックは使いやすさにおいて優れており、特にジッパー部分は非常に簡単で、ストレスなくスムーズに開閉できます。
厚手の素材で作られたジップロックフリーザーバッグは、冷凍や電子レンジでの解凍だけでなく、再利用にもおすすめです。
ジップロックやフリーザーバッグの洗浄方法と乾燥方法
食中毒を防ぐために、ジップロックやフリーザーバッグを再利用する場合は、しっかりと洗浄し、乾燥させることが重要です。
使用する洗剤は中性の食器用洗剤で問題ありません。
洗い方は簡単。食後、食器類などを洗い終わった後洗います。
洗い方は、、
〇食器用スポンジで、ジップロックの外側を洗う
〇裏返して、内側を外に出して洗う
〇よくすすぎ、軽く水気を切りをする
〇アルコールスプレーを内側と外側に吹きかける
〇完全に乾燥させてから再利用する
洗浄のコツ
ビニール素材のジップロックやフリーザーバッグは洗浄する際にはコツがあります。
・袋を傷つけないよう、タワシなどの硬いもので洗わないようにします。
・袋の隅に汚れや洗剤の泡が残りやすいので、この部分は特に注意しましょう。
乾燥のヒント
キッチンペーパーなどで水分を十分拭き取り、ジップロックの開口部を完全に広げて、空気を入れるようにして干します。
ジップロックを再利用する場合は、清潔に保つことが最も重要です。アルコールスプレーで除菌すると、さらに安心できますね。
私は、よく拭いたあとコップにかぶせるようにしてしばらく置き、その後、布きんなどを干す小さめのハンガーを使って干します。
まとめ
衛生的な再利用のためにも、ジップロックやフリーザーバッグは直接食品を入れずに使用し、使用後はしっかりと洗って乾かすことが重要です。
再利用は可能ですが、何度も洗って使用すると素材が劣化し、穴が開いたりファスナー部分が緩んだりすることもあります。再利用は2〜3回を目安に、袋の状態を確認して判断してください。
キッチンでの食品保存だけでなく、様々な用途に使えるジップロックやフリーザーバッグを上手に再利用していきたいですね。