猫の幸せなゴロゴロ♪心と身体を癒す不思議な響きとは?

猫の喉がゴロゴロと鳴る音、耳にしたことはありますか?
私の家の猫も、寝ながらよくその音を出しています。とても幸せそうに見えますね。

猫がこのように寝ながら喉を鳴らすのを見ると、こちらもほっこりした気分になるものです。実は、寝ている間に出すこのゴロゴロ音には、猫からの特別なサインが含まれているんですよ。
では、そのサインにはどういう意味があるのでしょうか?

この記事では、猫が寝ながらゴロゴロと喉を鳴らす理由を詳しく解説します。
また、寝ている時以外のゴロゴロ音の意味や、そのメカニズム、そして人間に与える影響についてもお話しします。猫のゴロゴロについてもっと知りたい方は、ぜひ読み進めてください。

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猫が寝ながらゴロゴロと喉を鳴らす3つの理由

猫が寝ながらゴロゴロと喉を鳴らす背景には、次のような理由があります。
・病気や痛みがある時
・ストレスを感じている時
・周囲を警戒している時
・リラックスしている時
・寝言を言っている時

この章では、これらの理由について一つずつ詳しくご説明します。

病気やストレスが原因で

猫が体調不良や環境によるストレスを感じている時、ゴロゴロと喉を鳴らしながら寝ることがあります。特に病気を抱えている猫や高齢の猫がこのような様子を見せる場合、何らかの不調を訴えている可能性があります。

私の猫も、もしかすると何かしらの不調があるのかな?と思うことがあります。ただ安心して寝ていると思うのではなく、喉を鳴らして寝ている様子を見たら、その後の猫の様子に注意を払うことが重要です。

猫が元気がなかったり、食欲が落ちているようなら、動物病院を受診することをお勧めします。
また、ストレスからくる不快感を抱えている場合も、ゴロゴロ言いながら寝ることがあります。

猫が飼い主やその他の環境にストレスを感じている場合、少し距離を置いてみるのも良いでしょう。
猫が近づいてきたら触らない方がいいのでしょうか?
猫が自ら近づいてきた場合は、通常通りにコミュニケーションをとっても大丈夫ですよ!

周囲を警戒し浅い睡眠をとる場合

猫は本能的に警戒心が強く、時には熟睡せずに浅い睡眠をとることがあります。周りの環境に警戒しつつ、何か異変があった際に素早く対応できるように備えているんです。

浅い睡眠を続けていても猫は疲れることはないのでしょうか?静かに深く眠っているときは、猫がリラックスして安心している証拠です。
新しい家に慣れるまでは、猫が自分のペースで過ごせるように配慮することが重要ですね。

 リラックスしている時や寝言を言っている時

猫が深くリラックスしている時に、喉を鳴らしながら眠ることもあります。特に、眠りにつく際や、リラックスしているとき、飼い主が近くにいて安心している時などがその例です。

また、飼い主に撫でられながら眠るときにも、このような様子を見せることがあります。猫が完全に安心してリラックスしている時の表情は、とても愛らしくて魅力的ですよね。深く眠っている時にゴロゴロ音を出すことは、寝言の一種かもしれません。

元気で健康な猫であれば、単にリラックスしているか、寝言を言っている可能性が高いです。
猫がどのような寝言を言うかを観察するのも楽しいですね。猫が喉を鳴らして眠っている時は、その様子に注意を払い、優しく寄り添ってあげましょう。

猫の喉鳴らしの聞き分けポイント:音の高低に注目


猫が高い音や低い音でゴロゴロと鳴らす時、それぞれの音には異なる意味があるのでしょうか?
猫のさまざまな喉鳴らしの音を聞き分けることで、猫が何を伝えようとしているのか理解するのが楽しみです。
この章では、猫の喉鳴らしの音を聞き分けるためのポイントを3つ紹介します!

 甘えている時のゴロゴロは中低音

猫がくつろいで甘えている時に出すゴロゴロの音は、一般的に中低音域になります。これは、母子間のコミュニケーションの一環として、母猫と子猫がお互いの安全や位置を伝え合っていると考えられています。

もし飼い猫があなたの近くでゴロゴロ音を出しながら身体を擦りつけてきたら、それはあなたに対する甘えの表現です。もし自宅の猫があまりゴロゴロと甘えてこない場合も、それは必ずしも信頼されていない証拠ではありません。

大人の猫の中には、自立心が強く甘える様子をあまり見せないものもいます。甘える時のゴロゴロ音が聞こえなくても、飼い主を信頼していないわけではないので心配しなくて大丈夫です。

●聞き分けポイント
ゴロゴロ音を出しながら、飼い主に近寄りスリスリする様子
お腹を見せる
目を細める
前足で優しくパッドをする

●おすすめの接し方
猫じゃらしで遊んだり、首や背中、額など好きな箇所を撫でてあげましょう。
猫がリラックスしている時のゴロゴロ音が聞こえたら、あなたも一緒にリラックスすることが大切です。
そうすることで、猫もより幸せな気分に浸れるでしょう。

苦しい時やストレスを感じている時のゴロゴロは低音

猫が苦しい時やストレスを感じている時に出すゴロゴロの音は、甘えている時よりも低音が多いです。
例えば、
体調が悪い時
怪我をして痛い時
出産が近い時
緊張している時
低音のゴロゴロ音は、猫が自分を落ち着かせたり安心させるための方法とされています。普段と異なる様子が見られた場合は、動物病院を受診することをお勧めします。

●聞き分けポイント
機嫌が悪そうに毛を逆立てる
近づくと威嚇する
猫が苦手なことをしようとする(爪切り、シャンプーなど)

●おすすめの接し方
苦しんでいるかストレスを感じている時は、無理に近づかず猫の様子を見ましょう。無理に触ろうとすると、噛まれたり引っ掻かれて怪我をすることもあります。できるだけ早く動物病院へ連れて行くことをお勧めします。
いつもと異なる様子、例えば元気がない、食欲がなく弱っている場合は、何らかの体調不良の可能性があります。

 何かを伝えたい時のゴロゴロは高音

猫が何かを訴えたい時、そのゴロゴロ音は高音になることが多いです。高音のゴロゴロ音を聞くと、飼い主も緊急性を感じたり不安になったりすることがありますが、これはゴロゴロの周波数が影響しています。
何かを要求している時に出る高音のゴロゴロは、人間の赤ちゃんの泣き声に近い周波数であるとされています。そのため、緊急性を感じるのは周波数の影響なんですね。

●聞き分けポイント
高い音のゴロゴロを鳴らしながら、食事の場所にいる
トイレの前で鳴らす
じっと見つめてくる

●おすすめの接し方
猫が何かを要求している時は、その要求に応えてあげましょう。例えば、食事の場所で鳴らしていれば食事を与え、トイレの前なら掃除をするなど、猫のニーズに応じて対応することが大切です。
猫の気持ちに応えることで、猫も喜ぶでしょう。

猫のゴロゴロの仕組みはまだ不明!人間に与える効果とは?

猫がどのようにしてゴロゴロ音を出すのか、一体どこから出るのかは、まだ完全にはわかっていません。この章では、猫のゴロゴロ音の仕組みと、それが人間に与える効果について解説します。

声帯振動説が主流!提案されている3つの仮説

猫がゴロゴロ音を出すメカニズムは、まだ完全には解明されていませんが、いくつかの仮説が提案されています。

仮説1:声帯の振動によるゴロゴロ
最も有名なのは、猫が喉の筋肉を使って声帯を振動させ、ゴロゴロ音を出すという説です。普段の鳴き声と異なり、声帯の振動によるゴロゴロは、外からは見た目で分かりにくいのも納得です。

仮説2:専用の仮声帯でゴロゴロ音を出す
猫には通常の鳴き声用の声帯がありますが、別途ゴロゴロ音専用の仮声帯があるという説もあります。この仮声帯を使って「ニャー」と「ゴロゴロ」を使い分けているとされています。

仮説3:大静脈の血流による振動でゴロゴロ
猫の喉元を通る大静脈の血流が増えて渦を巻くことで低い音が生じ、それが横隔膜で増幅されゴロゴロ音になるという説です。
これらの仮説は現実味がありますが、実際のところはまだ解明されていません。

猫のゴロゴロが人間に与える幸福感は本当?

猫が幸せそうにゴロゴロ音を出すと、見ているこちらも幸せになりますね。猫のゴロゴロ音は、人間の不安を和らげたり、緊張を緩和したりする効果があると言われています。
この音の周波数は約25ヘルツとされ、低周波の効果でセロトニンという幸せホルモンの分泌を促すとされています。
セロトニンは神経伝達物質の一つで、幸福感を高め、心身のリラックスを助ける働きがあるとされています。不足すると、不安やイライラ、うつなどを引き起こす可能性も考えられます。

猫のゴロゴロ音は、自律神経やホルモンバランスを整える力を持っています。特に女性の場合、ホルモンバランスが崩れやすい時期には、猫のゴロゴロ音を聞くことでリラックスするのが良いでしょう。
実際、フランスでは「ゴロゴロセラピー」として、この音を治療やリラクゼーションに活用しているそうです。怪我の治癒や免疫力向上にも効果があるとされ、自然治癒力を高める効果が期待されています。

まとめ

猫がゴロゴロと音を出しながら眠る理由は、主に3つあります。
①体調不良やストレスを抱えている時、
②浅い睡眠をとっている時、そして
③リラックスしている時や寝言を言っている時です。

もし猫がいつもと違う様子でゴロゴロと音を出して寝ているようなら、動物病院で診察を受けることが大切です。また、猫のゴロゴロ音はさまざまなメッセージを含んでおり、その音の高低によって異なる意味を持っています。

甘えている時は中低音、苦しんでいる時は低音、何かを訴えたい時は高音で、高音のゴロゴロは人間の赤ちゃんの泣き声と同じ周波数です。

猫がどのようにしてゴロゴロ音を出すのかは、まだ完全には解明されていません。声帯を振動させる、専用の声帯がある、血流の音が原因という仮説があります。

猫のゴロゴロ音には、人間にとってもプラスの効果があります。幸せホルモンであるセロトニンの分泌を促したり、骨折などの怪我の治癒に役立ったりすることが知られています。

このように、猫がゴロゴロと音を出して眠るのには、リラックスしている以外にも、体調が悪い、周囲を警戒しているといった理由があることが分かります。ゴロゴロ音の高低を注意深く聞き分けることで、猫の気持ちを理解しやすくなります。

日々、猫とのコミュニケーションを大切にして、彼らの気持ちに寄り添いましょう。

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